情報通信や知能情報学を研究する鳥居 鉱太郎先生のゼミです。経済学部では少し異色とも言える鳥居ゼミの皆さんに、お話を伺ってきました。
活動内容→プログラミング
鳥居ゼミではどのような活動をしているのでしょうか。
「鳥居ゼミでは、教科書でプログラミングの基礎を学びながら、ホームページ作成などを通して理解を深めていく活動をしています。教科書に書いてあるコードを出力し提出するなどの課題に取り組み、単にコードを覚えるだけでなく、実際に手を動かすことで理論と実践を結びつけることができます。」
教科書でプログラミングを学ぶということは、基本的に活動は1人で行うのですか?
「基本的には1人で取り組みます。ただ、ゼミ生同士と上手くいかない点を相談しながら目の前の課題を解決することで、1人では気づけないような新しい視点からの解決策を発見することができ、プログラミングについて理解を深めていっています。」
こうした取り組みを通して、課題を論理的に分析し、問題点を発見して解決する力が身に付くのだとわかりました。
ゼミの雰囲気
鳥居ゼミはどんな雰囲気で活動をしていますか。
「自分の学年は10人しかいなくて、自ずと仲良くなっていく感じですね。ゼミ生でご飯会を開いたり、体育館を借りてバスケットボールしたりするなど交流の機会が多く設けています。また、ゲームが好きな学生も多いので、共通の趣味を持つ仲間と話が盛り上がっています。」
鳥居先生はどんな方なのでしょうか。
「鳥居先生は、いつも穏やかで楽しそうに話していてユーモアがありますね。もちろん、授業もわかりやすいです。また学外の研修として、『夜に路線沿いを歩く』といった非常にユニークなことをされています。昔はブラジルでゼミ生を交えた野球をすることもあったそうです。」
このように鳥居ゼミでは、他のゼミでは経験できないような、思い出や成長に繋がる貴重な体験ができます。
鳥居ゼミを選んだ理由

なぜ鳥居ゼミを選んだのですか。
「コンピュータやインターネットの仕組みに興味があったので鳥居ゼミに興味を持ちました。鳥居ゼミでは、情報科学について勉強することができますが、プログラミングの経験や知識は前もって用意する必要がありません。初学者でも安心して学べることができるところに魅力を感じました。
あと、鳥居ゼミに入ると、キャリアプランや将来の見通しについてもサポートしてくれるとゼミの説明にあったので、他のゼミにないことだと思って選びました。次年度以降は、就職が決まった先輩方との座談会の機会や、直接キャリアについて理解が深まる場を設けてくださる予定らしいです。」
鳥居ゼミは、学びたいことと将来への展望を両立できる場所だと感じます。
ゼミに入ってみて
ゼミに入った感想を教えてください。
「高校や大学の授業ではあまり学んだことが自分の生活に活かせるような感じがしなかったです。でも、ゼミでの勉強では将来に役立つような実践的な勉強ができるので、やりがいを感じています。」
「web制作をしていて悩みながらもコードが正しく動作した時に大きな達成感がありますね。一方で大変な部分としては、コードにエラーが出た際に他人が見ればすぐわかるのに、自分では気づきにくいことがあり、その難しさを実感することが多いです。」
このことからも、ゼミ内で協力することの大切さが見て取れます。
どんな学生におすすめ??
鳥居ゼミはどんな学生におすすめできますか。
「専門的な知識はあまり必要がなくて、コンピュータに興味がある学生におすすめです。また、大人数で議論するより、静かに集中して作業するのが好きな学生にぴったりです。」
「漠然とした興味があるものの、自分には専門知識がないからとためらっている人でも、鳥居ゼミでは安心してプログラミングについて学ぶことができます。コンピュータへの好奇心と、コツコツと作業する集中力があれば、このゼミで学びを得て大きく成長できると思いますよ。」