【ゼミ紹介】自由な研究テーマを受け入れてくれる佐藤ゼミ

ゼミ紹介

佐藤拓也教授は経済理論の先生です。
今回は佐藤ゼミの3年生から、その活動内容を伺ってきました。

研究テーマ

佐藤ゼミでは、研究テーマは学生自身が自由に決めることになっており、自分の興味のある分野を研究できます。2023年度の演習2(3年生)のゼミ生は20人ほどで、教育/地方/労働/消費のテーマ別に5、6人のチームに別れ研究を行っています。

地方班は、少子高齢化や都心一極集中などにより、地方が衰退しているという問題に取り組んでいます。その原因はさまざまありますが、それらを分類し、それぞれの原因に合った解決策について議論を重ねています。
教育班では、「小1の壁」問題に取り組んでいます。子供の放課後の居場所に焦点を置き、立川市役所と連絡をとって立川市の学童に訪問取材を行いました。

労働班では女性労働問題について、さまざまな労働形態についての意見を照らし合わせています。消費班は、百均(百円ショップ)と物価上昇を紐付け、アンケートで様々な意見を聞き、100円という価格を維持するべきかしないべきか等、現在の日本経済の動向について分析しています。

年間スケジュールをお伺いしました

2年生の前期は輪読を行い、レジュメを作って発表します。夏から後期にかけては、グループ分けを行い、3年生に向けてのテーマをグループごとに考えます。
3年生になると、前期からインナー大会の準備が始まります。インナー大会とは、他大学のゼミと、近い研究内容同士でディスカッション形式の研究発表を行う場のことです。夏には論文を完成させ、ここがチームのゴールとなります。後期は、学内プレゼン大会、インナー大会等と、研究発表を行う機会が沢山あるということでした。
4年生は卒論の執筆がメインです。そのほかにも合宿で下級生への助言講師、インナー大会の進行を務める議長団など、ゼミ生としてやることがさまざまあります。

例年夏には、2・3年生合同で、2年生は1泊2日、3年生は2泊3日の合宿が行われます。2年生は親睦を深め、テーマのブラッシュアップと決定が主な目的で、3年生は、佐藤先生や4年生に見てもらいながら論文を完成させることが目的の合宿です。

ゼミの雰囲気/志望動機や向いている人

研究ではグループに別れていますが、それを越えて全体でも仲が良いそうです。みんなでBBQを開催したり、ゼミ終わりにご飯に行くことも多いといいます。

佐藤ゼミを選んだ理由には「本来希望していたゼミに落ちてしまい、残っている中で研究内容を見て、自分がやりたい事が出来そうだと感じ決めた」など、自由な研究テーマに惹かれたいうのが主でしたが、佐藤先生のインタビュー記事を見て優しそうだと感じた、という声もありました。

佐藤ゼミは他のゼミに比べて研究テーマの自由度が高く、卒論のテーマ等も自身で考える為、学びたい事がはっきりしている方に向いています。入ゼミ面接では、GPAや学力ではなく、ゼミに入ってどのようにやっていきたいのか、その意志の強さなどを詳しく見ているそうです。

 


 

以上が佐藤ゼミの取材でした。
取材を通して、佐藤ゼミは自由な研究スタイルだと言うことが分かりました。学生が自分の興味や関心のあるテーマに取り組むことができ、 独自のアイデアやアプローチを追求することができます。(取材と文:経ゼミ連 佐久間)

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