2025年5月22日(木)タイからチュラロンコン大学の先生と学生が中央大学多摩キャンパスを訪れ、経済学部 小森谷ゼミとの交流会が催されました。
キャンパスツアー、日本文化についてのプレゼン、アクティビティ(ミニゲーム)と立食パーティーを企画した小森谷ゼミ生によるレポートです。
キャンパスツアー
キャンパスツアーはモノレールの駅近くで待ち合わせをし、ヒルトップ、生協、白門に行きました。
初対面のタイの学生一人一人と英語で挨拶を交わしながらヒルトップへ。ヒルトップの2階でいろいろな階の食事を持ち込みながら食事をしました。チキンやカレー、うどんなど中央大学の学食をとてもおいしそうに食べており、会話もとても盛り上がりました。
その後は生協で中大グッズや日本のお菓子などのお土産を購入。中央大学のロゴの入った帽子を嬉しそうにかぶってるタイの学生が印象的でした。タイの大学にはチュー王子のような大学オリジナルのキャラクターがいないそうで、驚きでした。
白門まで歩き、中央大学の歴史などを話しました。タイの学生にとって中央大学のキャンパスは想像以上に広かったようで、ふだん大人数で散策などしないこともあり、後半は疲れが見られました。そこでコースを短縮しそのままゼミ室に向かいました。
キャンパスツアーを通じて、このあとのディスカッションまでにすごく仲を深めることができました。私たちが普段どんな環境で勉強しているのか、活動しているのか知ってもらうことができました。またタイのキャンパスライフについても知ることができ、有意義なツアーになりました。




ディスカッション・アクティビティ
タイの学生に向けて、日本の文化の一端として学校についてプレゼンテーションをしました。テーマは日本の学校の制服、放課後の過ごし方、テスト、時間割や学校授業についてです。身近な文化であってお互いに関心を持ちやすいと思いこの内容を選びました。プレゼンテーションは拙い英語で頑張りましたが、タイの学生たちが興味を持って聞いてくれたためとても嬉しかったです。
その後、5つのグループに分かれ、それぞれ個人の学校での思い出をもとにお互いの国の学校文化についてディスカッションを行いました。 タイの学生たちの中学生・高校生の時の話を聞き、日本の学校文化との違いが見えました。一方でタイと日本で似たような文化、同じ文化があったりととても興味深かったです。中にはダンスを見せてくれた学生もいました。同様にタイの学生たちも私たちの話を聞いてくれ、日本の学校文化に関心を寄せてくれました。お互いに話すことで、短時間ではありましたが、距離を縮めることができたと思います。


タイの学生に日本の昔ながらの遊びを楽しんでもらおうと、射的、輪投げ、コマ回し、けん玉、坊主めくりを準備していました。簡単なルールであること、前半は座りっぱなしだったので後半は体を動かすもの、ということで考えました。
射的では、的としてだけでなく景品として日本のお菓子を用意し、タイの学生にプレゼントしました。タイの学生が持ってきていたお菓子も加えたことで、私たちも楽しむことができました。班を決めて動くのではなく、自由に動いて遊んでもらうことで、より楽しめたと思います。ゼミ生がルール説明や声掛けを積極的に行ってくれたことで有意義な時間になりました。


立食パーティー
アクティビティの後、中央大学訪問の記念品として和柄のメモ帳と扇子をプレゼントしました。メモ帳は中央大学国際センターがご用意くださり、扇子は日本らしさを象徴する和柄のものを自分たちで用意しました。蒸し暑い日本やタイの夏にも活用していただけることを想定し、実用性とデザイン性の両方を兼ね備えた贈り物となりました。タイの皆さんは好きな柄の扇子を選び、喜んでくれました。
タイの皆さんからは、本のしおりやお菓子などの素敵なお土産を頂戴しました。特にドリアンを使ったお菓子は、日本ではなかなか体験できない香りと風味が印象的で、日タイ両国の食文化の違いを体感する良い機会となりました。

会場をヒルトップ4階に移して立食パーティとなりました。会場にはお寿司やサンドイッチ、唐揚げ、洋風オードブルなどが並び、日本の食文化をタイの皆さんにも楽しんでいただけたようです。このパーティーからは、小森谷ゼミの2年生も参加し、タイの学生に自分から英語で話しかけていた姿がとても意欲的で良かったと感じました。
タイの学生との会話は主に英語で行われましたが、中には日本語を流暢に話すタイの学生もおり、彼らの高い国際感覚や語学力の高さを実感する場面もありました。終盤には連絡先の交換が盛んに行われ、今後のつながりの広がりが期待されます。




今年の秋には、昨年に続き、小森谷ゼミの3年生がチュラロンコン大学とメイファールアン大学を訪れる予定であり、今後も日タイの学生間の交流が継続していくことが望まれます。
実際にタイの学生と交流するのはとても刺激的で、言葉や文化の違いを乗り越えて仲良くなれる喜びを感じました。これまで先輩方が築いてこられた土台の上で、私たちもそのバトンを受け継ぎ、今後もこのような貴重な機会を大切にしていきたいと感じました。
感想
私たちが準備したものにたくさんの興味を持ってくれてとても嬉しかったです。私はあまり英語が得意ではありませんが、そんな中でもお互いにコミュニケーションを取り距離を縮めることができたと思います。(那須)
私は今回の交流を通じて、タイの学生たちの高いグローバル志向を強く感じました。また異文化の相互理解の大切さを改めて実感し、秋に予定されているタイでの交流にも一層期待が高まりました。(小倉)
今回の交流を通じて、タイの学生生活や日常など詳しく知ることができました。予想以上にタイの学生が親しみやすく、仲を深めることができました。ゼミでタイに訪れる予定なので今度はタイの学生に案内してもらうのを楽しみにしています。(金城)