インドネシア・ジャカルタにて街頭調査・企業ヒアリングを実施 ― 佐々木ゼミ

ゼミ活動

佐々木創ゼミはグローカル・フィールド・スタディーズ(GFS)の一環として、2023年9月10日から9月18日の8日間、インドネシアの首都ジャカルタにて街頭アンケート並びに現地企業ヒアリングを実施しました。

グローカル・フィールド・スタディーズ(GFS)とは
ゼミによる国内および海外における実態調査・研修活動をさらに充実・発展させるためのプログラム。世界で起こっている様々な経済問題を解決するために、現場で考え、現場で行動することができる人材が求められている中、経済学部の多くのゼミが、活動の一環として国内・海外問わず実地調査に赴き、研究活動を行っています。

500人以上への街頭アンケートを実施

佐々木ゼミはインドネシアの環境問題に焦点を当て、交通渋滞緩和を目的としたサイクル班、デリバリー容器におけるプラスチック削減を目指すデリバリー班、海洋汚染問題解決に向けた海洋班の3グループに分かれ研究を行っています。

アンケート調査は各班が街中や駅前で実施し、5日間で総勢529人の方にご協力いただきました。9月12日にはイオンモール様のご協力のもと、海洋班とサイクル班の2班がイオンモール BSD シティにて調査をさせていただきました。海洋班は環境問題に対する人々の意識や行動について、サイクル班は現地の人々の交通事情や提案内容に対する感想など、両班とも貴重な回答を得ることができました。

企業・政府機関などへヒアリング。現地紙からの取材も

現地企業ヒアリングでは、インドネシアにおける再資源化事業のレコシステムを訪問しました。 レコシステムでは、再生可能なごみをゴミ回収所に持ち込むと、電子マネーとしてポイントが付与されるシステムや、海洋ごみをリサイクルし、コースターに再生させる取り組みなどを行っています。

また実際に、ジャカルタ市内にあるごみ回収所も訪問させていただき、日本には無いシステムを見ることができました。ゴミ回収所を街中に置き、市民にごみのリサイクルを意識づけることで、再資源化が促進されるのだと感じました。
当日のレコシステムへのインタビュー調査や視察の様子はインドネシア現地邦字紙『じゃかるた新聞』に掲載されました。

佐々木創ゼミの海外実習がインドネシア現地邦字誌に掲載|中央大学経済学部ニュース

レコシステムでのインタビュー調査の様子:「じゃかるた新聞」坂田恵愛氏撮影

レコシステムの他にも、 FoodSpot、ジャカルタ都市高速鉄道(MRTJ)、Gojek、商船三井、阪和興業、三井物産、りそなプルダニア銀行、ジャカルタ漁港、インドネシア海洋水産省、在インドネシア日本国大使館など、数多くの現地企業・政府機関にヒアリングやアンケート調査にご協力頂きました。今回の現地調査から得た成果を今後の研究に活かして参りたいと思います。

Gojekでのインタビュー調査の様子

ジャカルタ白門会(中央大学OB・OG会)のサポート

今回の海外調査はジャカルタ白門会の方々から多大なサポートをいただき、実現することができました。現地企業へのアポイントメントをはじめ、ヒアリングやアンケートのサポート、さらには懇親会を開催してくださりました。懇親会では海外駐在の魅力や苦労、大学生活における学びなどのお話を聞き、多様な価値観に触れ、自身の将来について考える貴重な機会となりました。

ジャカルタ白門会との懇親会の様子

本現地調査においては、経済学部ゼミ活動関連補助制度、ならびにグローバル人材育成奨学金を利用しました。これらの経験を活かし、プレゼン大会に臨みたいと思います。
(佐々木創ゼミ3年、伊賀智咲、西崎綾乃、前沙菜、菊池美律)


昨年度の佐々木ゼミの海外調査報告はこちら

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