地元野菜でレシピ開発!地産地消の流れとコミュニティを育てたい

ゼミ活動

丸山ゼミおつまみ班の研究発表内容

発表の概要

日本と遠野、農業の現状を分析

生産所得・農地面積ともに縮小傾向。新規に就農する壁は依然として高く、長く問題視されている従事者の高齢化も効果的な解決策がないまま、ここ10年で平均年齢は1.7歳上昇。一方で跡を継いだ子ども世代などの若者は、単収の向上や高品質化・ブランド化など「稼げる農業」を目指したいとする声が多く、農協を介さない直接販売を視野に入れている。

遠野市も状況はほぼ同じで、日本全体の縮図と言える課題感。いずれも地域と連携した六次産業化や、農家を超えて他産業とも繋がれるコミュニティの形成が、新規に就農する若者の促進・定着に効果をもたらすのではないかと考えた。

遠野市で仮説を検証

遠野市のわさびは農家が減り、勢いが衰えているものの、品質が良く全国的にも収穫量が高い。またほかにも豊かな土壌から採れるさまざまな野菜がある。また、地元の農家の方々からも6次産業化・販路開拓への意欲などを聞くことができた。ここで飲食メニューを開発することで農家と飲食店を直に繋ぎ、販路開拓・ブランド化とコミュニティ形成を一挙に進める取り組みを試してみる。

「継続」を念頭に置いた活動計画

一年間のゼミ活動でできることは限られているため、細かなステップで計画し、ある段階から地元の人々へ活動を委ねられるように進めた。短期目標は、わさびと地場野菜によるレシピ開発と飲食店への提案、そこからのコミュニティーを創設するところまで。

レシピの通年メニューとしての採用など、年内にしっかりとした成果を残したメンバーは、 暖かくなってから交流会の開催を予定。現地の方への引継ぎを目指している。

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