中大経済からJリーガーに。サッカー部の中村亮太郎さんへインタビュー!

学生と卒業生

今回は、来季2020シーズンからJ1ヴァンフォーレ甲府に加入が内定した、サッカー部の中村亮太郎さん(経済学部4年)にお話を聞くことができました。これまでのサッカー歴や学生生活、今後の意気込みなどをお話してくださいました。

※この記事の内容は2019年6月の中村さん在学時ものです。

-サッカーを始めたきっかけはなんですか。

父親がサッカー好きで、家で常に海外のサッカーの試合が流れていたんです。それを小さい頃からずっと見ていて、サッカーって面白いんだなと思ったのがきっかけで、幼稚園の年中の頃からサッカースクールに通い始めました。そこから小学校の間はずっとサッカーをやっていましたが、バスケもやっていました。でも結局、小学校4年生くらいのときに、やっぱりサッカーの方が面白いと感じるようになりました。

-当時憧れの選手はいましたか。

小野伸二選手です。オランダでプレーしているのを父も見ていたし、自分も見ていてすごいなあと。色んな選手を見ていましたが、当時のレアルマドリードの選手なども、異次元だと思っていました。サッカーに関する知識などは当時の年齢にしては多かった気がします。

-プロのプレーを見ることはやはり参考になるのですか。

イメージだったり、ボールを持ったときのアイデアだったり、どういうプレーをするかという判断だったり、プロの選手のプレーを見て学ぶことは多いです。

-中央大学に入るまでの経緯を教えてください。

中学のときはクラブチーム、高校ではサッカー部に所属していました。高校のとき、大学のチームに練習参加したのですが、最初に参加したのが中央大学で。

チームの雰囲気の良さや、やっているサッカーが面白いというのを感じましたし、今の(中大の)監督が、その日のうちに声をかけてくれて、とても熱いオファーをもらったので、中央大学に入ることを決めました。元々自分はあまり知られているようなチームではなかったので、その日の練習の様子で判断してもらった、という感じです。

-サッカーにおいて自分の強みはどんなところだと思いますか。

自分は、ゲームをコントロールするようなポジションなので、試合の流れを読むことや、パスの精度という点は自信を持ってやっています。

-精神面ではどうですか。

自分は精神的にはあまり強い方ではなく、ムラがあるプレーをしてしまいます。そういうところは改善していかなければいけないと思っていますが、大学に入ってから大事な場面で活躍できることは増えたのかな、と思います。

-大学に入ってから視野が変わった、ということなのでしょうか。

やっぱり高校のときより周りの選手たちのレベルも高いので、その中でやれるということが自信につながったからなのでは、と思います。

-ここまでの学生生活を振り返ってみて、どのようなものでしたか。

頭の中も、やっていることも、やっぱりサッカー中心でした。結果が出てないときはとても落ち込んだりもするし、練習しなきゃと思います。学校に来ていない時間は筋トレをしたり、ボールを蹴りに行ったり、走りに行ったり、ということをしていました。勉強も最低限はやっていたんですけど…サッカーが中心でしたね。

-勉強との両立は大変でしたか。

大変なことも多いですが、サッカー部の中で優秀な友達もいて、テスト前に一緒に勉強したりしていました。

-一日の中で練習する時間はどのくらいなのですか。

チームとしては1時間半くらい、筋トレ1時間くらいか、ボールを蹴りに行くのが1時間くらいです。寮に筋トレ器具などの環境が揃っているんです。

-寮での生活はどうですか。

もう監獄みたいですよ(笑)。狭い部屋に4人で1~4年生で過ごしています。洗濯は1年生の役割です。仲も良くて上下関係もそこまで厳しくはないですが、家事の類は伝統として1年生がやることになっています。
オフになると寮のみんなで遠出したりするので、それが楽しいですね。オフは週に一回ありますが、長い4日間くらいのオフは年に2回ほどです。

-中央大学の好きなところを教えてください。

中央大学のサッカー部でいうと、みんなが一生懸命、本気でサッカーに取り組んでいるところが良いな、と思います。方向性を一致させて一つになるために、ミーティングもたくさんしています。チームとして強くなろうとする、レベルの高い組織だから、自分もモチベーションを保って続けていられているのかなと。

-面白かった授業はありましたか。

自分は経済学部ですが、商学部の総合講座という授業が面白かったです。営業についての授業で、企業の営業マンが来て講義をしてくれるというものでした。セカンドキャリアも考えてはいるので、自分の将来にも生かせたらいいなと思います。
経済学部の授業では、1年生のときの入門演習が楽しかったですね。生き物など自然についての内容で、散歩しに行ったり、多摩動物公園に行ったりしました。

-学食で好きなメニューはありましたか。

和おんのうどんが好きです。キムラくんというメニューとミニ丼を食べたりもします。サッカー部はみんなキムラくんが大好きですね(笑)。自分はあまり食べる方ではないですけれど、他の(サッカー部ではない)学生を見ると、全然食べていないなと感じます(笑)。

-卒業まではどのように過ごしますか。

サッカー面では、ここからが勝負だと思っています。今までよりも技術面でも、肉体的にも、精神的にも、レベルアップ・パワーアップしなくてはと思うので、プロで活躍するために準備していきたいです。
あとは、最後の学生生活なので、遊ぶときは遊んで楽しみたいですね。

-今後の意気込みを教えてください。

プロの世界で勝負するというのはそんなに簡単のことじゃないと思いますが、今までずっとサッカーをやってきて、サッカーに対する自分のプライドもありますし、簡単にだめになりたくないという気持ちや、他の選手に負けたくない、どんどん上に行きたいという気持ちは強いです。まずは加入するチームで中心の選手になって、海外なども視野も入れながら、最終的には日本代表も目指していきたいです。

編集後記

終始、中村さんの、サッカーに対する熱意が伝わってきた取材でした。自分と同じ中央大学に通い、歳もほとんど変わりないのに、自分と全く違う人生を送っていて、またこれからも全く違う人生を送っていくということがなんだか不思議でした。
普段聞く機会がないような、部活や寮生活のお話なども聞けたので、今回取材をさせていただけたことを嬉しく思います。今後の中村さんのご活躍を応援しております!(写真右|学生記者:原田)

タイトルとURLをコピーしました